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1月の薔薇の作業

皆様、薔薇の冬作業は順調に進んでいるでしょうか。

今月も、先月に引き続いてつるバラの剪定と誘引の適期です。
剪定が終わったら、カイガラムシを落として施肥をしましょう。
鉢で育てている場合は、植え替えも適期です。

この時期の肥料は、液肥ではなく固形タイプの物をやります。
品物によって効く長さ(期間)が違いますから、
お手持ちの肥料の特徴を確認して施肥してくださいね。

地植えのバラの移植をしたい場合や、新しい苗の植え込みも
バラがおやすみモードの冬に行うとダメージが少ないです。

この赤い実は、ラベンダー・ドリームです。
大きさも程々でとても艷やか。
色も濃くなり、とても可愛いです^^
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さて。
バラ剪定のやり方というのは、人によって本当にそれぞれだなぁと思います。
これこそが正しいやり方です!というような
画一的なものではありません。

お客さまに説明しながら作業することもあるのですが、
「古い枝、新しい枝」とか「動きそうな良い芽」などと言っても
表現の仕方があいまいですし、ピンときていなさそうだな、
と思うこともしばしばです(´・ω・`)

ご自分の中に比べる基準がないと、新しいのか古いのか
判断できない、ということがあるのだと思います。

バラの冬剪定では、新しい枝というのは
前年の春以降に伸びた枝のことを指します。
今は2019年の1月ですから、2018年の春以降に伸びた枝です。
(12月に剪定するのなら、その年の春以降)

その新しい枝の一番枝(いちばんし)で毎年冬に切るようにすると、
全体の姿がヒョロヒョロとせず、整っていくのが分かると思います。

一番枝というのは、春一番最初に花を付けた枝のことです。
花殻を摘んで、次に咲くのは二番花で、その枝は二番枝と言います。
先に伸びるにしたがって、枝は細くなっていきます。

充実した一番枝が出ていれば、その枝にいい芽があるはずですから
一番枝のどこかで切れば、まぁ大丈夫という感じです。

ちなみに「古い枝を取り除く」というのもよく聞くと思います。
何年目からが古いということになるのか??等の
ご質問を受けますが、厳密な決まりはありません。

株全体の枝の本数や健康状態、
その枝が勢いのある脇枝を出せているかなど
総合的に判断していただくのがよろしいかと思います。
くたびれてしまった枝は、お役御免で感謝とともに剪定します。

問題なのは、全体的にシュートも何も出ていない場合です。
枯れてはいないけど、その株は「活発に動いていない」状態です。

株が若いのにシュートが全く出ないのは
何かが足りていないということですので、
今後の管理方法を改める必要があります

全部の枝がくたびれている状態のときは
たとえ小枝だろうが、極小の葉だろうが、休眠する時期だろうが
とにかく光合成をさせるため、取らずに残します。

枝が混み過ぎて、風通しが極端に悪い場合に限っては
ある程度、枝を抜いてもいいでしょう。

まとめると。

◇つるバラ(大きめシュラブ含む)の剪定と誘引
◇寒肥の施肥
◇鉢植えの植え替え
◇カイガラムシ落とし
◇移植や苗の植え込み

そんなところです。


by weekendsladybird | 2019-01-17 21:28 | Comments(0)

バラへの石灰硫黄合剤の散布、今はもうしていません

このブログでは、バラ専門のガーデナーとして
バラに関することを少しずつ書いてきました。
試行錯誤しながらバラを育てている方の
参考になることがあればいいな、という気持ちからです。

冬になると、決まってアクセスが増えるものがあります。
それは、石灰硫黄合剤の記事です。

これを書いたのは2008年ですから、もう11年も前になります。
今どうしているかというと、もう何年も石灰硫黄合剤は使っていません

えぇっ?!そうなの???
という声が聞こえてきそうですが(笑)

記事を書いてからそれほど経たない頃、
石灰硫黄合剤の少量ボトルが販売されなくなったのです。

先程検索してみましたが、今も10㍑入り、18㍑入り等、
大量に使う人向けのものはありますが
以前売られていたた500mlのものはありませんでした。

わたしたちは10年ほど前に、手持ちの在庫が無くなってから
大箱しかなくなったこの薬を買うことはしなかったのです。
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石灰硫黄合剤は強アルカリ性の薬剤です。
葉があるうちは薬害が出ますので散布できませんが、
葉のない時期に撒いて、病原菌などが越冬するのを防ぎます。

使用を止めたすぐあとは、春の病気が大発生するのではないかと
少し心配しましたが、結果はそれほどではありませんでした。

バラを育てる環境に配慮し、元気に育つよう心がける。
まめに観察し、病気が出そうなときは早めに対処する。
そこに注力すれば、病気の大発生は防げます。

それらは、普段から常にしていることです。

石灰硫黄合剤やマシン油など、
冬には散布が必須と言われていた薬を使わなくても

「なんだ、撒かなくても対処できるじゃん」と思いました。

それに気付いてから、頭を切り替えたのです。
”バラ栽培=薬散が必須”という、それまで自分が思っていた
常識のようなものに囚われるのを止めました。

そのやり方は、そのように育てたい人に任せておけばいいのです。
漫然と薬を散布するのは、得策ではありません。

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この10年の間に、世の中の流れも変わってきたと思います。
最近は、バラを育てていても「出来るだけ農薬は使いたくない」と
おっしゃる方が増えました。

薬を撒いてくださいという強いご要望があったり、
これは薬が必要だなと判断したときは、今でも薬散しています。

それでも撒く時期は、春から梅雨のあたりまで
カミキリムシは例外として、この時期以外には
よっぽどのことがなければ、薬は使わないようになっています。

ご自分のバラをどのように育てるか。
それは、ご自身が良いと思うようにしてくだされば
それでいいと思います。

ご参考までに、現状私達がどのようにしているか
ご紹介いたしました。



by weekendsladybird | 2019-01-11 17:36 | Comments(0)