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12月の薔薇の作業

2018年の12月は、気温の変化が大きかったのが
特徴の一つだと思います。

上旬には夏日を記録するほどの暑さで、
東京近郊では最高気温24℃にもなりました。
その数日後には急激に冷え、最高気温9℃なんていう日も。

花木も調子が狂ったのか、道路脇の緑地帯に植わっている
ヤマボウシが満開に花を咲かせていたりして驚きました。
12月にヤマボウシが咲くなんて!😳

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さて、12月の作業です。

12月から1月にかけては、つるバラの剪定の適期です。
もうあまり芽吹かなくなった古い枝をカットし、若い枝と入れ替えます。
剪定を終えた株には、寒肥をやりましょう。

私達は枝を結びつけるのに、天然素材の紐を使っています。
主に麻ひも、麻縄、シュロ縄の三種類を使い分けています。

これらの紐は耐久性という点ではそれほど強くありませんが、
ほぼほぼ一年くらいは大丈夫。
バラにとっても結びつける物にとっても、優しいのが良い点です。

そして、誘引し直すときに切りやすいのも魅力。
ワイヤーを使うと、ねじり直したりペンチに持ち替えたりするのが
とても面倒で、作業効率が悪いのです。

基本的に昨年誘引した紐は、全て外します
そうしないと枝の入れ替えがしにくいですし、
成長して枝が太くなっているのに、細いときに縛ったままの状態では
きつくてコブが出来てしまったりします。

それから、つるバラを上手に這わせるには伸ばし急がないことも大切です。
バラの苗を植えて、大きなアーチやパーゴラを覆うようになるには
早い品種でも3年、成長具合によっては5年以上かかることもよくあります。

長い枝をそのまま伸ばして、とりあえずの高さを稼ぐことよりも
下の方からも脇枝を出させるように心がけるのがオススメです。
そうすると大株になったときに、より見事です。

また、長く伸びる品種だと5mを優に超えるものもありますが、
伸びるからといって、ただただ伸ばしてしまうのもよくありません。

剪定をほとんどせずに、何年も先へ先へ伸ばしていくと
古くなった元の方からは、芽が出なくなってきます。
シュートも出ず、枝先にしか花も葉もなくなってからでは
(こういう状態は、バラが弱っている可能性大)
回復させるのにとても時間がかかります。

バラを長生きさせるコツは、枝を更新させることです。
花を楽しむためにも、新しい枝を出させるのがとても大切ですので、
ぜひ心に留めておいていただければと思います。

そしてもうひとつ、よくある勘違いのお話を。
剪定することが刺激となって、新しい枝をうながすことに繋がるのですが
だからといって、とにかく切れば良いわけではない、ということです。

先述のように、伸ばしすぎたつるバラの場合、
いきなりバチバチ剪定してしまっては、余計に弱ります。
品種の特性も把握していないといけません。
ただ闇雲に切るだけではいけないのです。

株立ちのバラでも、弱っているのに強剪定すると
芽を吹かせる力もないまま、枯れてしまうことも。

剪定によって新しい枝を出せるのは、
その株の健康状態がよく、体力があればこそなのです。

テレビの園芸番組を見ていたら、出演者のMくんが
「バラの剪定というと、ガツンと切って
ブワッと出させるというイメージです」
とコメントしていました。

そういうイメージを持たれている方、本当にとても多いです;

「元気がないから剪定して枝を出させよう」とか
「うどんこ病がひどい枝は一旦すべて切って、新しい枝と入れ替えよう」
というのは、程度にもよりますが、あまりよろしくないということです。

剪定をしてスッキリしたら、カイガラムシを落としておくのも忘れずに。

まとめると。
◇つるバラの剪定
◇寒肥の施肥
◇カイガラムシ落とし


みなさまの大切なバラが、元気に育つ助けとなりますように。


by weekendsladybird | 2018-12-28 19:21 | Comments(0)

花が咲いていても、適期を逃さず冬剪定をしましょう

12月なのに、先週は20℃を超える気温でしたが
今週はずいぶん冷え込んで、今日の最高気温は8℃前後でした。

冬剪定の作業は、ほぼほぼ順調に進んでいます。
咲いている花は、お部屋で切り花として楽しんで頂いています。
一時的にバケツに入れたバラたち。
まだまだ咲いています。
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今年の秋の花は、とても良く咲いたところが多かったようです。
春と見紛うほどの姿を見せてくれていることも!^^

剪定適期の今もまだ、蕾を上げている株も多くあります。

寒くなって薔薇が休眠してから剪定作業をする、
というのが従来の基本ルールでしたが、
最近はなかなかそうも行かないことが多くなりました。

いつ切ろういつ切ろうと、花が終わるのを待っているうちに
とうとう休眠せずに春になってしまった、なんていうことも。

バラが休眠していなくても、時期が来たら
タイミングを逃さず作業するのが望ましいと思います。

その方が、本格的に芽が動き始めてから剪定するよりも
バラにとって負担が少ないからです。

表面的には分かりにくいかもしれませんが、
植物には生育のモードのようなものがあります。

真冬に向かって、休眠に向かう体制になっている時期というのは
たとえ地上部が休眠していなくても、「そろそろ寝ようかな~」という感じです。

ところが春になって気温が高くなると、活動開始のスイッチが入っていますので
そこで剪定してしまっては、出鼻を挫くことになるのです。

ですので、剪定時期の見極めは、
休眠したかどうかではなく、季節で決めることをオススメいたします。
ご参考までに。



by weekendsladybird | 2018-12-11 21:52 | Comments(0)