8月に見かける小さな毛虫 ウメスカシクロバ

バラの葉裏に発生する、黒っぽくて小さな毛虫。
ウメスカシクロバ(Illiberis rotundata)というマダラガ科の蛾の幼虫です。
大きさは大きくても18mm程度。
葉の膜を残して食べるので、そういう食べあとを見かけたら
気を付けてください。

他にも膜だけ残す食べ方をする、イラガという毛虫もいます。
イラガは群れて何匹も一枚の葉に発生しますが、
ウメスカシクロバは一匹程度で、食べ跡も小さめです。

イラガの過去記事はコチラ

イラガに刺されると、ビリビリ痛くて大変ですが
ウメスカシクロバは、鈍痛だそうです。

成虫は全体が黒くて透明な羽を持っています。
成虫はさわってもかぶれたりしませんが、
幼虫には毒針毛がありますので、素手で触らないようにしてください。
ウメ、モモ、サクラ類、アンズなどバラ科の植物を好みます。

本を見ると、春から初夏にかけて発生すると書かれていますが
幼虫がバラに発生するのは、決まって8月頃です。
他の虫がひと休みする暑い時期でも、この毛虫は平気なようです。
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幼虫で越冬し、その後蛹になって羽化しますので
春に見られるのは主に成虫なのですね~

薬をなるべく使いたくないという方は、蛹や卵の時に見つけて
葉ごと処分する、というのがいいと思います。
葉の裏に白い綿のような、ボワッとした塊が付いていたら
大抵は虫関連の何かです。

長年バラの作業をしていますが、
私はまだこの毛虫に刺されたことはありません。

チャドクガと違って毒針毛が抜けて舞ったりしませんし、成虫は無害。
それほど厄介な毛虫ではないと思います。

バラを放置してボサボサになっているところに
多く発生しているように思います。

真夏の暑さで庭に出るのも大変な時期、
そして他の虫も比較的少ないという条件下で、着々と増える作戦ですかね。

庭作業をするときは、真夏でも長袖長ズボンが基本です。
帽子をかぶって頭を保護するのも忘れずに^^


by weekendsladybird | 2018-08-10 22:13 | Comments(0)
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