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スリップス(アザミウマ)

今日はとてもいいお天気でした ^0^
日差しは強烈ですが、木陰に入ると風がそよそよ・・・

まだ体が暑さに慣れていないこの時期、
特にお昼前後からの3時間くらいは、水分を取りながら
気を付けて作業します。

さて今日は。
スリップスのお話です。
よく見かけるのは、花の中。黒っぽくて細く、高速で動くアイツたちです。
切り花にしてバラを部屋に活けたりすると、うようよと出てきてびっくりします。
数が多く、花の中に入ってしまうので薬も効きにくいですよね。

まずはどんな虫なのか調べてみました。
分類でいうと、アザミウマ目の昆虫の総称で、英名がスリップスです。
種類が多く、その数なんと5000種。

バラによくいる黒っぽいのがなんという種なのか、
はっきりした資料がなく明言できないのですが・・・
バラに付くのはクロトンアザミウマとミカンキイロアザミウマが多いようですね。
ヒラズハナアザミウマというのも花卉に被害を及ぼします。
幼虫はいずれも乳白色~黄色っぽい。
ま、生態や防除に大差はないと思いますので大きくとらえて考察してみましょう。

動きは早いのですが飛翔能力はあまりなく、空を飛ぶというより
風に飛ばされるという感じ。ジャンプして逃げることもあります。

口がとがっていて植物の細胞内にある液体などを吸汁します。
また、栄養豊富な花粉も大好きで好んで食べます(花に寄ってくる種類のみ)。
被害にあった部分は、変形したり色が抜けたりしますね。
花弁が傷んだり、蕾の段階で吸汁されると花が開かないことも。

主な繁殖時期は5月~10月頃といったところでしょうか。
気温と湿度がある程度になると大量発生します。
新葉などの組織内に一つずつ卵を産み付け(表からは見えませんね)、
孵化から一週間ほどで地表に落ちて蛹になる。
ふむ。

運よく薬が虫に直接かかればいいのですが、なにしろ数が多いので
少しくらい退治しても減った気がしません。
浸透移行性の粒剤などもいいと思いますが、
農家の方たちは、それよりもブドウ糖がいいと言っていますねぇ。

薬にブドウ糖を500倍の濃度で混ぜて噴霧するんだそうです。(現代農業2010年6月号より)
そうすれば、花の中にいる虫も糖分におびき寄せられて一緒に薬を飲んでしまう。
500倍より濃くしたり、砂糖で代用するとスス病が出たりしますのでご注意を。

他に、スリップスは黄色や青い色を好む傾向があるので、
粘着力のある誘引トラップを下げるのも有効。
でもこれ、虫が付いたベタベタをバラのそばにぶら下げておかないといけないので
見た目は、ちょっとね(笑)

気になる方は試してみてくださいね♪
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Mme. Sancy de Parabere
by weekendsladybird | 2012-07-10 21:57 | Comments(0)
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