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農薬 ネオニコチノイドについて

蜂に影響を与えるということで問題視されている農薬、ネオニコチノイド。
ネオニコチノイド系と表記されることも多いようです。
名前は耳にする機会が増えていると思います。

ですが、これがいったいどんな農薬なのか
分からないという人も多いのではないでしょうか。
今回はこのネオニコチノイドについて
自分の復習も兼ねて書いてみたいと思います。
(間違っているところがありましたらスミマセン)
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ネオニコチノイドというのは、ニコチンに似た成分をベースとした殺虫剤の総称です。
クロロニコチル系、チアニコチル系、フラニコチル系があります。

主成分はクロチアニジン、チアメトキサム、ジノテフラン、
イミダクロプリド、ニテンピラム、チアクロプリド、アセタミプリドの7種類があります。

商品名はこれらとはまた別でややこしいのですが、
クロチアニジンではベニカ、
イミダクロプリドではアドマイヤー、
ジノテフランではハイポネックス原液殺虫剤入り、

アセタミプリドではモスピラン、カダンなどが
ホームセンター等でもよく売られています。
(チアクロプリドとアセタミプリドは、蜂への影響が少ないとされています)

特徴は浸透性が高く、残効性が長いこと。そして強い神経毒性を持っています。
脊椎動物であるヒトには毒性が低いとされていて、世界中で販売されてきました。

ですが、ミツバチの大量死との関連が指摘され問題になっているのです。
なぜそんなにミツバチが大切なのか?と
疑問に思う方もいるかもしれません。

その大きな理由としてあげられているのは、
ミツバチが様々な作物の受粉を助けてくれているためです。
人間の食料と直結している問題なのです。

人が一つ一つ受粉するのではとても手間がかかりますし
リンゴやイチゴなど、蜂でないと綺麗な形に実らないものも多いのです。
蜂がいなければ、流通する食料の量は減ってしまうかもしれません。

ミツバチの大量死に関しては、ネオニコチノイドだけが原因なのではなく
複合的な理由によるものという意見が有力と思われますが、
はっきりとした原因は不明とのことです。
とりあえずネオニコチノイドが影響を与えていることは間違いないようですので
大きな問題になっているというわけです。

2017年7月13日の毎日新聞朝刊の記事によると
カナダのチームが低濃度のクロチアニジンを用いて実験したところ、
蜂の寿命が23%短くなったり、
女王蜂がいる割合が5分の1程度に減少したことなどを
米科学誌サイエンスに発表したとのことです。

現実に近い条件の実験で、ミツバチに深刻な影響が確認されたことで
使用規制を求める声が高まりそうだ、としています。

EUではネオニコチノイドの一部の使用を当面禁止したそうです。
米国でも一部の自然保護区で禁止の措置が取られました。
その一方日本では、コメや野菜の栽培に使われ
拡大傾向にあると締めくくっています。

私はバラの栽培で農薬を使うことがありますが、
ネオニコチノイドの農薬は出来るだけ使わないようにしています。
と言っても農薬を使っていますから、虫に対して大きなことは言えませんが。

最近ホームセンターでよく見かけるのは、
薄める手間を省いたスプレーボトルに入った農薬です。
目を引く華やかなパッケージで便利さや効果を強調しています。

でもその多くがネオニコチノイドの農薬だということ、
皆さんはご存知ですか・・・??

成分の名前と商品名が違うため、わかりにくい農薬のこと。
知らなかった、で済ませたくないなぁと思い書いてみました。
買う前には、ぜひ農薬の商品名、成分名を確認してみてくださいね。



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by weekendsladybird | 2017-07-21 23:37 | Comments(0)

アブラムシ対策のコンパニオンプランツ

早いバラは咲き始めましたね!
つぼみが色付き、今日か明日かと開花を
楽しみにされている方も多いのではないかと思います。

さて、この時期たくさん発生するのが
みなさんにお馴染みのアブラムシです。

アブラムシは細い口ばしを植物に突き刺して樹液を吸います。
たくさん付いてしまうと、成長が緩慢になったり
ベトベトした分泌物で汚れ、スス病が発生したりします。
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アブラムシは、秋口以外は交尾なしでどんどんクローンを産み増殖します。
放置するとあっという間に増えて、
柔らかい新芽やつぼみにびっしりと付いてしまいます。
どの品種だろうが、みんなモスローズみたいになってしまうことも(笑)

そんなこの時期にぴったりな新聞記事を見つけましたので
ご紹介いたします。
それは、アブラムシを食べる虫を呼ぶコンパニオンプランツのお話です。

ネペタという植物をご存知ですか。
キャットミントやキャットニップなどがそうです。
花も綺麗ですし、葉の香りもいいハーブですね。
蚊よけとして利用している方もいるかと思います。

ネペタ属の植物には、ネペタラクトンという物質が含まれていますが
このネペタラクトン、実はアブラムシの性フェロモンでもあるというのです。

アブラムシのフェロモンをSOSのサインとして出して
アブラムシの存在を嗅ぎつけた天敵の肉食昆虫が
はせ参じるというわけです。

アブラムシがいなくとも、ネペタラクトンに反応してくれれば
昆虫が駆けつけて(というかお食事するつもりで)来てくれるので
ネペタにアブラムシが大発生しなくて済むということですね。

それを利用して、バラの近くにネペタを植えておけば
近くにアブラムシの天敵がいてくれることになりますから
バラにとっても助けになりそうです。

ただし株元に植えるのではなく、バラの枝に触らないくらい
少し離して植えてくださいね。
カミキリムシの被害を軽減するためと、風通しを良くするためです。

ネペタラクトンは蚊よけだけでなく、
ゴキブリ避けにも効果があるという説もあります。
気になる方は、どうぞお試しを。


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by weekendsladybird | 2017-05-01 21:41 | Comments(0)

4月の鉢バラのお手入れ

染井吉野も咲き終わり、緑の葉が増えてきました。

季節の変わり目、本格的に暖かくなりはじめるこの時期は
気温が安定せず春の嵐という感じで風が強い日も多いですね。

こんなとき気を付けなくてはいけないのは、水やりです。
寒い時期はそれほど鉢の土も乾燥しないので、
何日かおきに水をやればいいのですが
今は毎日確認が必要です。

朝起きたら、まず土の乾き具合を見るという習慣をつけてください。
土が乾いたまま風に吹かれてしまうと
一気に乾燥が進み葉が傷んでしまいます。
一度傷んだ葉は、もう元には戻りません。

すでに小さな蕾が上がっているものもありますので、
つぼみごと傷んでしまうということになります。

表面が乾いていたら、下から出るくらいたっぷりやりましょう。
この時期は乾かし気味にしてはいけません。

そして、柔らかい葉は虫にとってご馳走です。
小さなイモムシ、チュウレンジハバチ、バラゾウムシ
アブラムシなど、たくさんの虫たちがやってきますので
バラの葉を食べられたくない方、つぼみを大切にしたい方は
被害の少ないうちに対処するようにして下さいね。
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葉の裏に付いたイモムシ(クシヒゲハバチの幼虫)

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葉の表から見た食べあと

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つぼみに付いたアブラムシ(見える?)


それからもうひとつ。
葉がない時期は鉢をくっつけて置いていても問題ありませんが
葉が出てくると隣とぶつかって窮屈になることも。

そんなときは、鉢と鉢を少し離して置き、
葉が触れない程度に間隔を開けるようにしてください。

そうすることで風通しと日当たりがよくなり
バラが元気に育ちます。
これは病気を軽減することにもつながりますので
ぜひ工夫してみてくださいね。


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by weekendsladybird | 2017-04-18 13:00 | Comments(0)

ゴマダラカミキリ その2

ゴマダラカミキリについて、2016年8月17日の毎日新聞に記事が掲載されました。
「雄カミキリ ミカンのにおい嫌い」というタイトルで、
サブタイトルは「害虫駆除に道 枝食べた雌と交尾せず」となっています。

電子版は有料なのでリンクを貼っても見られないと思いますので
記事の全文を転載したいと思います。
ちょっと長いですが、ご覧くださいね。
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果樹などの枝を食べて枯らす害虫「ゴマダラカミキリ」の雄は、
ミカンの枝を食べた雌に対しては、交尾せずに逃げてしまうことが分かったと、
農研機構中央農業研究センター(茨城県つくば市)の研究チームが発表した。
雄がミカンの樹皮のにおいを嫌がるためで、
チームは「ミカン以外の果樹園にミカンを植えて、カップルができないようにするなど
防除法の開発につながる」としている。

ゴマダラカミキリは全国に分布する害虫で、
果樹や街路樹など100種以上の植物の被害が報告されている。
幹の中にいる幼虫には殺虫剤が届きにくく、
成虫は広範囲を移動するため殺虫剤を使いにくいという。

チームによると、雌が特にミカンの枝を好むのに対し、
雄は植物の種類による好き嫌いはない。
チームは、黒いガラス玉を雌に見立て、
餌を変えた雌の体表成分を塗って、雄の反応を観察した。

ヤナギを食べた雌の体表成分を塗ったガラス玉に対しては
7割の雄が交尾行動をしたが、ミカン食の雌の体表成分を使ったら8割が逃げた。
ミカン樹皮中のにおい物質「β−エレメン」を
ヤナギ食の雌の体表成分に混ぜてガラス玉に塗っても同じように逃げた。
雌がミカンの枝を食べた際にβ−エレメンが体に付着し、
このにおいを雄が嫌うと考えられるという。

同センターの辻井直主任研究員は「昆虫の中で、
餌が違うだけで雄が雌を避ける例は聞いたことがない」と話す。【大場あい】
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おぉ~~。
この記事を読みまして、バラに対してはどれくらい有効なのか
試してみたいと思いました。
・・・と思ったら、以前からお手入れに入らせていただいているお庭に
温州みかんが植わっていたのを思い出したのです!^^

先日ようやくお手入れに伺いまして、バラとみかんの位置を改めて見てみました。
バラは10年選手のモダンローズですが、立ち枯れ病が入っていて調子はイマイチ。
そしてみかんは、1.5m程の小株ながら毎年たくさん実を生らせる元気な木です。
その距離、約5mというところで、結構近くに植わっています。

なのですが!
何と既にガッツリやられていました・・・・ガーン。
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みかんが一本植わっているだけでは効力低し。
バラの隣の宿根草が繁茂して、株元を覆っていたのもよくありませんでした。
くそー。

ご参考までに。
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by weekendsladybird | 2016-09-13 20:08 | Comments(0)

ゴマダラカミキリ (テッポウムシ)

バラを育てていると、いろんな虫と遭遇します。
中でもカミキリムシにやられたことがある方は多いのではないでしょうか。

見た目はちょっとかっこ良くて、男の子には人気です。
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この写真のは触角が長いので、おそらくオスです。
黒々して目立つので、成虫は見つけやすいですね。
顎の力が強いので、噛まれますからご注意を。

なんだか殺すのはかわいそうで・・・
追い払ってもすぐに戻ってくるし、
大きいから踏み潰すと足の裏に感触が残って心が痛い。
心を鬼にしてハサミで切っても、生命力が強く
しばらく生きていて余計に怖いです。
あぁ・・・お願いだから、どっか行ってくれたまえ。

この虫に食われると、バラも被害が大きいのです。
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幼虫がいると、こんな感じで木屑が出ます。
幹の中にいますが、どの辺りにいるかは枝を切らないとわからないことが多いです。
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ほーら見つけた。
この枝は完全に枯れてしまったので切りました。
幹の直径は4㎝くらいありましたので、
虫の大きさもかなり大きいことがお分かり頂けると思います。

株元に入ることが多いですが、枝が太くなってくると高いところでも入ることがあります。
バラを枯らさないためには、木屑が出ているのを早期発見するのがポイントです。
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去年も木屑が出た古株に、今年も被害が。
この幼虫は几帳面な性格のようで、屑が綺麗に三角形になっていました。

しかも、ものすごいてんこ盛り! 笑

幸いこの株は、新しいシュートを出せていたので枯れずに済みそうです。
よかった~~
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by weekendsladybird | 2016-07-15 23:15 | Comments(0)

チャドクガ

ツバキ科の植物を植えているお宅では、
毎年チャドクガに悩まされていることと思います。
分かっているけど、気が付くとあちこちに発生していて手に負えないという声も。
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雨上がりで葉が濡れていたので、毛虫の糞が張り付いています。
糞の有無も、虫を見つけるのに役立ちます。

対策は、早期発見、早期対処。
薬を撒くより、枝を剪定するのがお勧めです。
普段から枝を透かし、風通し良くしておきます。
そしてもしチャドクガを見つけたら、付いている部分をそっと切って処分します。
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葉の裏に並んでいたり、葉を食べつくして枝先に固まっていたりします。

幼虫の体に生えている毒針毛(どくしんもう)に触れると
ひどくかぶれたりしますので、ご注意を。
直接触らなくても、風で飛んでくることもありますので
かぶれやすい方は近寄らない方がいいです。

この毒針毛は、虫の体からはとても抜けやすく、
毛の先にトゲがあるので、一度付着すると抜けにくいという厄介な性質があります。
幼虫のみならず、成虫も卵も毒針毛まみれです。
死んだ毛虫や抜け殻も同様の毒をもちます。

私が通っていた皮膚科の先生の友人(同じく皮膚科の医師)が
死んだチャドクガを保存しておいて、
毒針毛はいつまで毒を持つのか実験したそうなのですが、
なんと3年経っても同じようにかぶれたそうです。。。

ですので、薬で虫をやっつけるだけでは被害は減りません。

フェロモントラップも有効ですが、それだけで完全に対処するのは難しいようです。
バラが咲くのと同じ時期に発生しますので
お庭に出る際には、ツバキ科にご注意を。(*^_^*)
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by weekendsladybird | 2016-05-30 17:01 | Comments(0)

ヒラタアブ

五月に入り、バラもどんどん開花してきました。
この時期は、一年の苦労が報われるような気がします。

みんな(バラに話しかけています;)、
綺麗な花を見せてくれてありがとう!

さて今日は、アブラムシを食べてくれる虫のお話しです。
ハエ目ハナアブ科ヒラタアブ亜科の幼虫です。

一口にヒラタアブと言っても、たくさんの種類がいます。
ハナアブの中で、腹部が平たく見えるものをヒラタアブと呼ぶそうです。
ウィキペディアはこちら
ハナアブ図鑑はこちら

成虫の見た目は蜂に似ていますが、針も毒も持っていません。
蜂に似せることで、身を守っていると考えられています。
花の蜜を吸う、とても温和な虫です。
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つぼみの茎の部分に巻き付いている、小さな茶色い虫がわかりますか?
これがヒラタアブの幼虫です。

幼虫は、もりもりとアブラムシを食べています。
バラに付く他のイモ虫と違うところは、葉を食べないことです。
葉に穴が開いていないので、すぐにわかります。
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つぼみの下に付いている雫型の茶色いのが蛹です。

もし皆さんのお庭でこの子を見かけたら、大事にしてあげてくださいね!\(^o^)/
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by weekendsladybird | 2016-05-03 22:59 | Comments(0)

白いぼわぼわピョンピョン虫(アオバハゴロモ)

今日はアオバハゴロモ(青羽羽衣)についてご紹介です。

「これはいったい、病気なのか虫なのか?」とご質問がありました。
枝にボワボワとした分泌物が付いていて、ウドンコ病のひどいやつ?とか、
カイガラムシ?とか、コナアブラムシ?とかとか。
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白いかたまりをよく見ると。
幼虫が横歩きして、枝の後ろに隠れます(笑)。
結構素早い動きで、飛んだりもします。
おしりに髭があるみたいなお姿。

この虫、樹液を吸うだけで、特に大きな害はありません。
成虫は薄緑色の小さな貝のようで綺麗なのですが、
白い綿のようなものは結構目立つので、大発生するとちょっと気になりますよね。

早めに対処出来れば、ふき取るのが手っ取り早いです。
吸汁性なので、大発生してしまった場合はオルトラン粒剤などの
浸透性薬剤も効果あり。

農薬散布については、いろいろと思うところもありまして。。。
出来るだけ噴霧せずに済むよう、心がけています。
それにはやはり、まめなお手入れが一番、というところでしょうか。

暑い毎日、日中のお庭の作業は大変になってきました。
みなさまどうか、ご無理のないようお過ごしくださいね。^^



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by weekendsladybird | 2014-07-25 20:59 | Comments(0)

スズメバチ

東京は少し早めの梅雨に入りました。
さて、今日はスズメバチのことをお伝えしたいと思います。
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先日、バラの作業中に、みつけてしまいました。
とっくり型にぶら下がっているのは、スズメバチの巣です。
ひぃ~。
まだ初期の段階なので、15センチ位の大きさです。
下のすぼまった部分が出入り口で、蜂の数はまだ数匹。
これを放置しておくと、皆さんご存知の大きな巣になります。

確かに大きく育ったバラではありますが、
この場所は、表玄関の横にある花壇で人通りがありますし
高さも1m程度の、すぐ手が届くところです。
うぅ~ん、こんな場所に巣を作るとは。

危ないので、すぐに業者に連絡をして取り除いてもらいました。
(便利屋さんでやってくれます。この時は、連絡当日に来てくれました)
一度巣を作られた場所は、翌年もまた来る可能性があるので、
5月の上旬頃、ホースで水をジャバジャバかけてくださいとのこと。
そうすると予防できるそうです。

みなさんも、どうぞお気を付け下さいね!



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by weekendsladybird | 2014-06-06 19:24 | Comments(0)

スリップス(アザミウマ)

今日はとてもいいお天気でした ^0^
日差しは強烈ですが、木陰に入ると風がそよそよ・・・

まだ体が暑さに慣れていないこの時期、
特にお昼前後からの3時間くらいは、水分を取りながら
気を付けて作業します。

さて今日は。
スリップスのお話です。
よく見かけるのは、花の中。黒っぽくて細く、高速で動くアイツたちです。
切り花にしてバラを部屋に活けたりすると、うようよと出てきてびっくりします。
数が多く、花の中に入ってしまうので薬も効きにくいですよね。

まずはどんな虫なのか調べてみました。
分類でいうと、アザミウマ目の昆虫の総称で、英名がスリップスです。
種類が多く、その数なんと5000種。

バラによくいる黒っぽいのがなんという種なのか、
はっきりした資料がなく明言できないのですが・・・
バラに付くのはクロトンアザミウマとミカンキイロアザミウマが多いようですね。
ヒラズハナアザミウマというのも花卉に被害を及ぼします。
幼虫はいずれも乳白色~黄色っぽい。
ま、生態や防除に大差はないと思いますので大きくとらえて考察してみましょう。

動きは早いのですが飛翔能力はあまりなく、空を飛ぶというより
風に飛ばされるという感じ。ジャンプして逃げることもあります。

口がとがっていて植物の細胞内にある液体などを吸汁します。
また、栄養豊富な花粉も大好きで好んで食べます(花に寄ってくる種類のみ)。
被害にあった部分は、変形したり色が抜けたりしますね。
花弁が傷んだり、蕾の段階で吸汁されると花が開かないことも。

主な繁殖時期は5月~10月頃といったところでしょうか。
気温と湿度がある程度になると大量発生します。
新葉などの組織内に一つずつ卵を産み付け(表からは見えませんね)、
孵化から一週間ほどで地表に落ちて蛹になる。
ふむ。

運よく薬が虫に直接かかればいいのですが、なにしろ数が多いので
少しくらい退治しても減った気がしません。
浸透移行性の粒剤などもいいと思いますが、
農家の方たちは、それよりもブドウ糖がいいと言っていますねぇ。

薬にブドウ糖を500倍の濃度で混ぜて噴霧するんだそうです。(現代農業2010年6月号より)
そうすれば、花の中にいる虫も糖分におびき寄せられて一緒に薬を飲んでしまう。
500倍より濃くしたり、砂糖で代用するとスス病が出たりしますのでご注意を。

他に、スリップスは黄色や青い色を好む傾向があるので、
粘着力のある誘引トラップを下げるのも有効。
でもこれ、虫が付いたベタベタをバラのそばにぶら下げておかないといけないので
見た目は、ちょっとね(笑)

気になる方は試してみてくださいね♪
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Mme. Sancy de Parabere
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by weekendsladybird | 2012-07-10 21:57 | Comments(0)