人気ブログランキング | 話題のタグを見る

アブラムシ対策のコンパニオンプランツ①

早いバラは咲き始めましたね!
つぼみが色付き、今日か明日かと開花を
楽しみにされている方も多いのではないかと思います。

さて、この時期たくさん発生するのが
みなさんにお馴染みのアブラムシです。

アブラムシは細い口ばしを植物に突き刺して樹液を吸います。
たくさん付いてしまうと、成長が緩慢になったり
ベトベトした分泌物で汚れ、スス病が発生したりします。
アブラムシ対策のコンパニオンプランツ①_c0140714_21034655.jpg
アブラムシは、秋口以外は交尾なしでどんどんクローンを産み増殖します。
放置するとあっという間に増えて、
柔らかい新芽やつぼみにびっしりと付いてしまいます。
どの品種だろうが、みんなモスローズみたいになってしまうことも(笑)

そんなこの時期にぴったりな新聞記事を見つけましたので
ご紹介いたします。
それは、アブラムシを食べる虫を呼ぶコンパニオンプランツのお話です。

ネペタという植物をご存知ですか。
キャットミントキャットニップなどがそうです。
花も綺麗ですし、葉の香りもいいハーブですね。
蚊よけとして利用している方もいるかと思います。

ネペタ属の植物には、ネペタラクトンという物質が含まれていますが
このネペタラクトン、実はアブラムシの性フェロモンでもあるというのです。

アブラムシのフェロモンをSOSのサインとして出して
アブラムシの存在を嗅ぎつけた天敵の肉食昆虫が
はせ参じるというわけです。

アブラムシがいなくとも、ネペタラクトンに反応してくれれば
昆虫が駆けつけて(というかお食事するつもりで)来てくれるので
ネペタにアブラムシが大発生しなくて済むということですね。

それを利用して、バラの近くにネペタを植えておけば
近くにアブラムシの天敵がいてくれることになりますから
バラにとっても助けになりそうです。

ただし株元に植えるのではなく、バラの枝に触らないくらい
少し離して植えてくださいね。
カミキリムシの被害を軽減するためと、風通しを良くするためです。

ネペタラクトンは蚊よけだけでなく、
ゴキブリ避けにも効果があるという説もあります。
気になる方は、どうぞお試しを。


by weekendsladybird | 2017-05-01 21:41 | Comments(0)
<< 農薬 ネオニコチノイドについて 4月の鉢バラのお手入れ(画像は... >>