バラの上手な薬散のしかた(病害編その2)

暑い日が多くなってきました。
熱中症対策、今年はいろんなのが出ていますね!
ムシムシした日向にいる時は、ちょっと気を付けながらの作業です。

さてさて。
梅雨真っ盛りで、病害虫も大暴れ・・・(笑)
今日はバラに薬剤散布をするときのあれこれについて
少しお話したいと思います。

前回の薬散の記事では農薬について書きましたので
今回は散布の仕方などをご紹介したいと思います。





農薬を撒くときは、必ず長袖長ズボンでなるべく皮膚に薬が付かないようにします。
そしてメガネをし、農薬防除用のマスクもつけます。
暑いので汗ダラダラになりますが、そこはぐっと我慢です。
私は、散布後には顔と手と腕を洗ってうがいをします。

そして撒く時間帯は。
基本的に、散布後に葉が濡れたまま乾かないと
ベト病が発生しやすくなりますので、夜の散布は避けます。
(3時間~4時間葉が濡れているだけで菌が侵入すると言われています)

雨が病気を助長するのは、病原菌などの活動範囲が
水によって広がることが大きな原因といわれています。
なので、水やりする時も葉にかからないよう株元に、が基本ですよね。

人によっては、薬がすぐに乾いてしまうと薬剤の効果が低くなる
と言われている方もいるようですが、
どうなのか・・・はっきりしたところは私もよくわかりません。

風のない日を選んで(飛散防止の意味もあり)
日中の暑い時間帯を避け(薬害が出るのも低減します)、
葉の表と裏にまんべんなくかかるようにすれば
長時間ジメジメさせておくよりはいいように思います。

遠くから上の方にフワッとかけるだけではあまり意味がありませんので、
全ての葉の両面がしっかり濡れるように散布します。
つるバラなど背が高くなって届かない場所は、
噴霧器のノズルの先を緩めに調節して
ピューッと出るようにすると届きやすいです。

そうそう、あまりに細かいミスト状にすると
空中に飛散してしまう量ばかり増えて効率が悪いので気を付けましょうね。

立ち枯れ病などの防止に、枝と株元にも忘れずに散布します。

それから、雨が降る時はどうするか、ですが。
私は、雨の前こそ薬散をおすすめしています。
前述のとおり水が病気を広げるので、病原菌の数を減らしておくためです。
ただし、葉が濡れている時や雨が降り出す前に乾かないようなときは
雨対策の展着剤などを使って薬が流れてしまうのを防ぎます。

展着剤はダインが有名ですが、ダインはまんべんなく薬を広げるためのものなので
この場合は適当ではありませんよ、念のため。

それから、黒星病(黒点病)にかかった葉が気になって
少しでも病斑のあるものはすべてむしり取ってしまう方、いますよねぇ(笑)
確かに。黒い点々、気になりますよね~

でもですね。
菌を減らしたいのはわかるのですが、葉は光合成をするのにも不可欠なのです。
葉が少なければ、当然回復も遅れてしまいます。
むしった後は、必ず薬を撒いて残っている菌もやっつけてくださいね。
葉を取るならば、そこまでしないとバラは弱るばかりです。

ちなみに私は。
見た目はあまりよくありませんが、少し枝をふるって落ちる葉だけ落とします。
落ちた葉は掃除して蕾があれば取り、薬を撒くという方法にしています。
お客様の希望次第ですが、活力剤をやったりもします。

バラの薬散、いろんな方法があると思いますが、
ご参考までに。
c0140714_12102544.jpg
Sir.Cedric Morris
[PR]
by weekendsladybird | 2012-07-05 12:12 | Comments(0)
<< スリップス(アザミウマ) クリスマスローズ >>