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バラの業者として、三冠達成 ♪

バラの冬剪定、お陰様で着々と進んでいます110.png
今のところ、お天気にも恵まれ、とても助かっています。
皆さまのお庭は、いかがでしょうか。

画像は、咲いたまま散らずにドライになっていたEvelynです113.png
バラの業者として、三冠達成 ♪_c0140714_16233514.jpg

有難いことに、お客様からたいへんな高評価をいただきましたので
そのご報告をさせて頂きます177.png

そのお宅では、バラのお庭業者との意見の相違もあって
新たな業者を探しておられました。
そんな時、お知り合いを通して、庭業界では著名な方からの勧めもあり
私たちにご連絡くださいました。

「正直、最初は女性二人だけだというから
 大丈夫かなぁと思ったんだよねー。
 だって前の業者は、男ばっかり5~6人で来てたから。
 しかもその人数で一週間かかってたからね、
 見積もり聞いて、ちょっと信じられなかったんだ。」
 
つまりその業者は、冬剪定を35~42人工でやっていた、ということです。
通常、代金は一日の人工代×日数に
諸費用等を加算するという感じです。

え?!
5人も来て一週間もかかるの???
特別な移植等の作業もないのに、なぜ。
逆に、聞いて驚きました・・・;

対して私たちのお見積もりは、
2人で4日間の8人工というものでした178.png

これだけでも、単純に考えて約五分の一です。

無事予定通りに作業を終えて、ご請求の段階で
また驚くことがありました。

お見積もり通りの金額を提示したところ、

「それに何かもっと加算されるんでしょ?
 足し忘れてるんじゃないの?」

と仰るのです。

もちろん、忘れていたのではありません。
その時は、予定外に使ったものは特になく、
加算する必要がなかったのです。

前の業者は、作業後にいつも色んな理由を付けて
見積もり金額に上乗せしていたのだそうです。

そういうやり方は、誠実じゃないよなぁ、と思いました・・・

そこでいただいた評価は173.png

早い!安い!しかも、やたらとウマい!!

なんかどっかで聞いたことあるよねー、
これって良い定食屋と同じだよね~165.png165.png 165.pngと 笑

ありがとうございます113.png
これからも丁寧な仕事を心掛け、精進してまいります。

# by weekendsladybird | 2024-01-26 21:23 | About us | Comments(0)

ご自分の ”好き” を、たいせつに

新年明けましておめでとうございます。

元日に能登で大きな地震があり、波乱の幕開けといった年初です。
被害にあわれた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

〇  〇  〇  〇  〇  〇  〇  〇  〇  〇
年初に書くことではないのかもしれませんが。
改めて、今後どんなふうに過ごしていきたいかを考えたとき
思い浮かんだのは、やはりこのことでした。

ここ数年、様々なことが変化してきているのを感じます。
中でも思うのは、これまでの”普通”が多様化してきていることでしょうか。
人それぞれの、いろんな普通があっていい。

私たち大人は子供の頃から、皆同じなのが良いとする教育を受けてきました。
「これが見本ですから、見本に従ってきちんとした普通でいてください」
というような、画一的で、ある意味枠にはめるような教育です。
私の小学生時代、自由はあまり良しとされていなかったと思います。

それは、協調性とか、団結して物事にあたるとか、良い面も多々あります。
でも、ややもすると、様々な弊害も起こりがちです。

全体と違う意見は言いにくく、何かはみ出たことをすると、
協調性に欠けていると判断されたり、叩かれたり。
それでは本当の自分らしく生きられないですよね。

知らず知らずのうちに、「こうあるべき」と自分を縛り付け
それが出来ないと、ダメだと責めてしまったり。
長年の教育が染みついていますから、ついそうなってしまう。

でもその、もう癖になってしまっている考え方が
ほぐれてきていると思うのです。

多様性というのは、生物などの環境問題だけでなく
自分自身に当てはめて考えてもいい、という流れが
ようやく、少しずつではありますが、浸透してきたように思います110.png

趣味や活動、お庭に関することも、多様でいいと思うのです。
別に、世のため人のためにならなくていい。
人と違っていようが、一向にかまいません。

個人邸のお庭は、人に見せるためのものではありません。
見せたい人は、どんどん見せてもらって構いませんが 笑

草が生えていたって、自分でお手入れ出来なくたって
組み合わせが素敵じゃなくたって、いいのです。

自分の時間を、自分のために、自分の好きなことに使う。

それが、自分や家族を大切に労わることや
満足度の高い暮らしに繋がっていきます。

いつもそんな風にできなくてもいいのです。
まずは、それをしていいのだと、自分に許すところから164.png109.png
ご自分の ”好き” を、たいせつに_c0140714_16100550.jpg
ちょっとぼやけた写真ですが。淡雪です。
たくさん実を付けて、赤く色づいています。
ご自分の ”好き” を、たいせつに_c0140714_16095551.jpg
同じ日に、上の写真の反対側から撮った写真です。
新しく出たシュートに花を咲かせています。
実を付けながらもシューシュー伸びて
寒くなってから花を咲かせたりして、自由でご機嫌な様子113.png

バラのありように見習いながら、一年過ごして参りたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

# by weekendsladybird | 2024-01-05 17:51 | のんびり薔薇Lifeのススメ | Comments(0)

どの季節も美しい

あと一週間で冬至です。
冬至は、植物的にみると、とても大切な切り替わりのタイミング。
この日を境に、昼の時間が長くなっていきます。

外気温はこれから低くなっていきますが
日照時間が長くなるので、春の第一歩という感じです。

だんだん明るい季節に変わっていくと思うと
気持ちも明るくなります110.png

ガーデニング好き、お庭好きな方でも
少し前まで、開花重視という風潮があったように思います。
とにかく綺麗にお花が咲いていなくちゃ、というような。

ですが最近は、生長して変化していく様や
冬に枯れている姿も楽しむという、大人的な流れに変わってきて、
良かったなぁと思います。

何をもって、綺麗、美しいと思うかは
本当に人それぞれなのですが
ダメが多いと、そのぶん苦しくなっちゃいますからね。

どの季節も美しい_c0140714_16181891.jpg
水仙の葉がどんどん伸びています。
今年も元気に出てくれました。
他が枯れゆく季節に、青々した姿が頼もしいです。

落葉樹の葉がたくさん積もって、お布団の代わりになっています。
まだ落ちてそれほど経っていないので
葉の形がきれいに残っていて、いい感じ113.png

どの季節も美しい_c0140714_16424487.jpg
百合が咲いた後も、花殻を切らずにそのままにしてあります。

これは、私たちのやり方という訳ではなくて
お庭の持ち主の方のお好みです。

こういうのを見ると、なんだか嬉しくて
深呼吸したくなります。

こちらのお庭には、もちろんバラも沢山咲いているのですが
今日ピックアップしたかったのは、この二枚です102.png

# by weekendsladybird | 2023-12-15 16:57 | Comments(0)

暖かく長い秋 冬剪定のタイミング

11月も、残すところあと五日です。
それなのに、昨日の最高気温は24℃もありました。
今日はぐっと下がって、13℃でしたが。

個人的に、秋は大好きな季節なので
長く楽しめて嬉しいのですが。

バラたちは、まだまだ休眠の様子がありません。
あまりに暖かいので、冬剪定をするかどうか
迷っている方も多いのではないかと思います。
暖かく長い秋 冬剪定のタイミング_c0140714_22185991.jpg
これは、つるノックアウトです。
蕾がたくさん上がって花盛り。春みたい。

さすがにこの状態では、切ってもすぐにまた動き出してしまいそうです。
こういう場合は、一季咲きの品種や、
秋の花が少ないものから着手していきます。

最近は、いつまで待っても休眠しない時もあります。
花が咲いているからといって、あまり待ちすぎると
時期を逃してしまいますから、適当なところで剪定しましょう。


ちなみにこちらのお庭では、有用菌を使った管理をされています。
株がどんどん元気になっています。
素晴らしいことに、黒点病、ほぼゼロなんですよ165.png

薬を使っている場合との差が分かりやすいのは、秋の様子です。
夏のダメージからの回復が、とても早いのです。

気になる方は、ぜひ有用菌を使ったバラ育てをお試しください110.png

# by weekendsladybird | 2023-11-25 22:49 | Comments(0)

わたしがバラのガーデナーになったキッカケ

多くの方にお引き立ていただいているおかげで、
バラのガーデナーとしての活動も、もうじき20年目を迎えます。
この場をお借りしまして、心より厚く御礼申し上げます。

どうしてガーデナーになったのですか?
子供のころから園芸好きだったのですか?
と聞かれることがあるので、書いてみることにしました。

   *   *   *   *   *

私は、子供のころから植物ととても近いところにいました。
ですがそれは、幼い頃からお小遣いで好きな植物を買い求め、
大切に育てていたというような、生粋の園芸家の方々とは全く違います。

育った場所の自然が豊かだったのです。
ちょっとした原っぱや無舗装の土手、クワガタのいる林や
ドジョウやザリガニがいる小川などがごく身近にあったので、
そこが毎日の遊び場でした。

その頃の私にとって植物は、
”愛でて可愛がる特別な持ちもの”ではありませんでした。

行けばいつもそこにいてくれる隣人というような位置づけで
常に優しいエネルギーを発し、見返りも求めず多くを与え
ただそこに在ってくれました。

珍しさ、大きさや形、色の美しさなどに
重きを置くのももちろんいいのですが、
私がどうにも惹かれてしまうのは、
余計な力の入っていない、その姿なのだろうと思います。

何があっても顔を上げ
ただ自分らしく、伸び伸びと。

決して押しつけがましくなく、ただ優しいだけでもない。
植物先生とでも呼びたいような感じなのです。

その隣人先生たちのゆりかごの中で、
幼いわたしは、木に登って葉音を聴いたり
ツツジの季節には花の蜜を吸ってみたり

オシロイバナの種から白い粉を取り出し
顔に塗ってみたり(おーい、だいじょぶかー??)。

ハイジに出てくる干し草のベッドに憧れて、
そこいらの草を積んで飛び乗ってみたりして育ったのでした。

(余談ですが。
 幼少時、近所にいた他所のおばあちゃんは熱心な園芸家でした。
 綺麗な花をたくさん育てていましたが、余程大切にしていたためか
 子供は庭から遠ざけられていました。
 私がお転婆だったせいかも?
 それもあってか、園芸家はちょっと怖いイメージでした。
 カツオくんが盆栽の鉢を壊して怒鳴られる、みたいなアレです103.png
わたしがバラのガーデナーになったキッカケ_c0140714_19251616.jpg
そういう私が、ガーデナーになれると思ったきっかけは
自分は人より植物を育てることに長けている、
ということに気付いたからです。

生花店で働いたことを皮切りに、植物の素晴らしさを再認識し
好きこそものの上手なれのことわざ通り、
いろんなことを吸収していきました。

そして確たる当てもなく、でもとにかく行かねば
これからのことが何も始まらない、という気がして
思い切ってイギリスに渡りました。

そこで、背中を押してくださる多くの方々のサポートを受け、
幸運にもご縁がつながり
王立の植物園で研修させてもらえる機会を得たのです。

帰国後も、タイミングよく進むべき道が開け、
専門的な場所で、偉大なる恩師たちから
直接ご指導いただくことが出来ました。

あまり先のことは考えていませんでしたが
興味がある方に進み、眼の前に現れた面白そうなことを
とにかくやる、ということを繰り返して
今日に至ったという感じです。

最初からガーデナーになることを目指して
計画的に行動していたわけではなく、
道がわからないながらも進んでみたら
好きで、しかも得意なことに気付けた。

自分で言うのは大変おこがましいのですが。
私のどこが他のガーデナーさんと違うかというと、
園芸に関する知識や技術以前の、もっと基本的な部分です。

わたしは、植物の微細な変化に気付くことができるのです。
植物からの、その僅かな合図をキャッチできることが
自分の強みだと思っています。

植物が手助けを望んでいるタイミングに、手伝える。
特にバラは、変化に対する早めの対処が大切なので、
定期的にお手入れに入らせてもらうことで
状態は大きく違ってきます。

微細な変化というのは、どこがどうなっているから等と
はっきり目で確認できるようなことではありません。

植物からのエネルギーを受け取り感じている、と
言ってもいいのかもしれません。

なぜこの能力が私に備わっているのか?

それは私にも分かりませんが、
子供の頃、ゆりかごで遊ばせてくれた植物先生たちが
今でも分からないくらいにさり気なく
そっと見守ってくれているのではないか、と
密かに思ったりするのです。

今後は、授かりもののこの能力に
さらに磨きをかけていけたらいいなと思っています110.png

みなさま、これからもどうぞよろしくお願いいたします。


富崎 啓子🌹


# by weekendsladybird | 2023-10-03 21:56 | About us | Comments(0)